技術紹介 TECHINOLOGY

技術紹介
三友工業の騒音対策技術について

三友工業の防音技術(遮音・吸音)

三友工業の騒音対策に関わる防音技術について紹介いたします。

遮音技術

(1)外板の板厚を騒音源の特性に合わせて適宜選定。
(2)二重パネル及び中板構造による高性能化。
(3)制振材取付による二次放射音の抑止。

吸音技術

(1)騒音源の周波数に合わせた吸音材の厚み選定。
(2)騒音源及び使用環境に応じて、吸音材の種類を選定。

その他。

(1)防振ゴム取付による固体音の伝播防止。
(2)使用環境に応じて、吸音材の保護材を適宜選定。
(3)ANC(アクティブノイズコントロール)と組合せした消音ダクトの設計・
   製作も御相談に応じます。但し、ANC本体機器類は購入品となります。

基本パネル構造
基本パネル構造

三友工業の消音技術

三友工業の消音技術について、代表的な構造を紹介いたします。

スプリッタ型

ダクト断面を分割することにより、吸音面積を増加させ減音量の増加を計ると共に、空気の流れを整流します。ただし、消音効果が得られる周波数帯域が限られます。

スプリッタ型
スプリッタ型

ダイヤモンドスプリッタ型

当社オリジナルの特殊形状スプリッタを挿入。流れ抵抗が少ない構造で、従来のスプリッタ構造より広い周波数帯域で消音性能を発揮します。

ダイヤモンドスプリッタ型
ダイヤモンドスプリッタ型

ベンド型

ジャマ板を挿入し、曲がり部分での音の反射により干渉を生じさせ減音を図ります。

ベンド型
ベンド型

共鳴型

ダクトの表面にあけた穴と背後の空間とで共鳴器を形成します。(いわゆる笛のようなものです)特定の周波数に対しては、絶大な効果があります。

共鳴型
共鳴型

チャンバー型

吸音性を有する大きな膨張室とオフセットされた出入口をからなる構造です。膨張による消音と吸音材による吸音力によって、減音を図ります。

チャンバー型
チャンバー型

騒音対策・対策技術の流れ

三友工業の騒音対策は以下の技術力を駆使し、お客さまのニーズに対応します。

1.調査

騒音測定・周波数分析を実施します。

2.対策方法の検討

騒音測定データを基に対策案を作成します。
騒音計算・検討書を作成します。
検討結果を基に対策方法を選定します。

3.設計

各騒音対策品の納入製作図を作成・提出します。
各騒音対策品の詳細設計を行います。

4.製作・組立・現地工事

設計した製品の製作を行います。
組立・現地工事も合わせて実施します。

5.騒音測定・効果の確認

お客様のご要望により騒音測定を行います。方法は主に以下です。
・スピーカー試験による性能確認(現地で単体性能確認不可の場合 etc)
・現地施工後に騒音測定実施(現地で対象機の単体確認が可能な場合 etc)

騒音測定の作業風景
騒音測定の作業風景